家を借りる為に行うこと
不動産屋選び
皆さんはお住まいを借りる際、基本的に住みたい地域の物件を取り扱っている不動産会社を通して借りるということが多いはずです。
これからの時期には新たな住まいを探される方も多いでしょう。そこで失敗しない不動産会社の見分け方をお伝えします。
不動産会社には2種類あり「管理業者」と「仲介業者」と言いわれています。
管理業者の方は、大家さんとの関係も近く、いろいろと条件など直接交渉し易かったりします。仲介業者の方は、たくさんの賃貸情報を持っており幅広く部屋を探すことができます。仲介料はかかりますが、トラブルの際にも代わりに対応してくれたりもするので比較的安心して利用できます。中にはどちらの特徴も兼ね備えている業者も存在しますので、そちらで契約するのが一番お勧めです。
店頭の張り紙にも注目したほうが良いでしょう。
中にはわざと契約がすんでいる物件を張りつけ、お客さんを釣るエサにしているケースもあるので要注意です。張り紙が汚れていたり黄ばんでいるというような場合は、物件の回転が悪かったり、業務に対する意識が低いものとみなすことができるため、気を付けたほうが良いです。
可能な限り余裕をもってお部屋調べを行い、焦って決めてしまわないようにしましょう。
物件の立地を確認
静かな暮らしを求めているからといって、人通りがあまりに少なく、外灯も弱々しく、夜間は不審者が出やすそうな場所は危険。田舎ならほとんどそうではありますが、夜に一人で歩く機会が少なく車移動が主となり、また近隣住民が顔見知りであることから不審者も出にくいため、都会の暗がりとはまた違ったケースです。
住宅街は夜も人通りが少なくなるので、特に奥まった家の場合は注意。泥棒は夜の闇に紛れやすく周囲に犯行が見つかりにくい奥まった家を狙います。
2階や3階であってもベランダまで登れそうな木や電柱、隣や向かいの建物との距離があるかどうかも注意してみましょう。
オートロックがあるか
オートロックがある物件は家賃も高く設定されていますが、女性の一人暮らしは外せない設備と言えます。玄関先までつけてきた不審者に、鍵を開けた時に一緒に室内へ押し込まれてしまう事件があるため、オートロックでまずは住人かどうか判断し、もし一緒に入り込まれたら同じエレベーターには乗らないようにしましょう。訪問販売・セールスはインターフォンカメラで確認し相手にしない、身に覚えのない配達は不在票を確認してから再配達で対応します。カメラがないオートロックの場合は、不審に感じたら対応しないことです。
防犯カメラがあるか
エントランスに防犯カメラがあるか、建物の裏口や駐車場、エレベーター内など、数があるほど犯行を抑止する効果もあります。
カメラモニターはあるかどうか
インターフォンにカメラがついていない場合は、ドアにひっかけるタイプのカメラもあります。費用がかかるので初めからあるに越したことはありません。
見れる場合は鍵の種類を確認
不動産屋さんに部屋の中を見せてもらう際に、鍵も見せてもらいましょう。ギザギザした鍵はピッキングに弱いタイプとなります。すべてのギザギザの鍵が弱いわけではなく、鍵穴が縦向きで「く」という形になっていると危険。できればディンプルキーと呼ばれる鍵の建物が良いでしょう。ちなみに現在の新築住宅はほぼディンプルキーが初期装備されているかと思います。ギザギザの鍵は古い建物に多いです。
鍵が交換されているか確認
いくらディンプルキーであっても鍵が交換されていなければ、前の住人・前の住人の合鍵を持った人が入ってくる可能性もあるかと思いますので、鍵穴が交換されているかは確認しましょう。鍵穴は交換していなくても、前の鍵だけ使えなくなる組み換え機構をもった特殊シリンダーもあり、賃貸物件でよく使われています。そのあたりは不動産会社が説明してくれるかと思います。
鍵を失くしてしまった時はどうなる？
賃貸の家で起こりがちなトラブルの一つに鍵の紛失があります。給湯器や水道配管など、もとからある設備が老朽化して故障した際は管理会社が交換してくれるものですが、鍵の紛失は完全にこちらの落ち度となるため鍵の交換費用は実費負担となることでしょう。
鍵交換の際は、提携会社がいる場合もあるので管理会社に必ず確認します。自分で手配しなくてはならない場合は鍵屋を呼んで行います。
また鍵を失くして家にも入れない状態の場合は、まずは管理会社に連絡し合鍵で開けてもらえないか聞いてみましょう。管理会社が遠く鍵を持ってこられない、急ぎの用事がある、管理会社が休みといった緊急事態の場合は、同じく鍵屋が便利。鍵穴を傷つけない開錠方法でトラブル解決です。ですが、鍵をなくしたままでは防犯上問題があるため、鍵を紛失した旨は管理会社に伝えなくてはなりません。
